5月25日から、映画『友罪』が公開されますね!
薬丸岳氏の原作『友罪』は、1997年に起こった「神戸連続児童殺傷事件」がモデルではないかと言われています。
薬丸氏は「少年犯罪の象徴として酒鬼薔薇聖斗事件に似た事件を組み込んでいる」とコメントしていますが、この作品はフィクションでありモデルはいないとしています。
どんな話か気になります!
この先はネタバレを含みますので、知りたくない方は気を付けてくださいね(>_<)
登場人物・キャストについて
益田純一役・生田斗真
ジャーナリスト志望。
中学時代の友人を助けられなかったことを悔いている。
鈴木秀人役・瑛太
真面目でおとなしい。無表情。過去のために人を避ける。
「黒蛇神事件」の元犯人の疑いがもたれる。
山内修司役・佐藤浩市
寮長でタクシードライバー。かつて息子が交通死亡事故を起こして家族の解散を選択する。
藤沢美代子役・夏帆
『カワケン製作所』の事務員。
男に騙されて”大人の”ビデオに出演した過去がある。
鈴木に好意を抱いている。
杉本清美役・山本美月
益田の大学の同期で元恋人のアナウンサー。
「黒蛇神事件」を調べている。
白石弥生役・富田靖子
スズキの少年院時代の担当法務教官。少年院での母親役。
他キャスト
奥野瑛太、飯田芳、小市慢太郎、矢島健一、青木崇高、忍成修吾、西田尚美、村上淳、片岡礼子、石田法嗣、北浦愛、坂井真紀、古舘寛治、宇野祥平、大西信満、渡辺真起子、光石研 他
ストーリーについて
#友罪 公開まであと5日!
ジャーナリストの草薙厚子さんからコメントをいただきました✨友達の過去に少年Aのような大罪があったら、許せるだろうか。
日常生活に戻るのが難しい衝撃的な映画 pic.twitter.com/nUIAo99cDf— 映画『友罪』 (@yuzai_movie) 2018年5月20日
映画のストーリーは、小説とは違うところがいくつもあります。
登場人物の設定も違う部分があります。
今回のあらすじは小説のほうを書いています。
映画が公開されたら修正しようと思います。
>>>映画友罪の結末ネタバレは原作と違う?ストーリーや実際に観た感想も
小説のあらすじ
ジャーナリストを目指す益田は、出版社のアルバイトで先輩を殴りクビになってしまいます。
ネットカフェで生活するが、所持金も少ないため寮のある会社で働こうと考え「カワケン製作所」の面接を受けました。
面接者は2人だが採用枠は1人。
もう1人の面接者が鈴木でした。
社長は悩んだ末に2人を採用。
2人は会社の寮で暮らすことになります。
寮での二人の部屋は隣同士。
毎晩鈴木はうなされています。その声に益田は自分の過去を思い出しうなされることに。
その過去の後悔から、鈴木とは仲良く生活しようとします。
益田の過去とは、中学校の時の友人を救えなかったこと。
いじめを苦に自ら命を絶ってしまった友人の助けの手をはらってしまったのです。
鈴木は、自分がいなくなってしまったら悲しいかと益田に問います。
益田はもちろん悲しいと答えました。
鈴木は「ありがとう」と目を潤ませます。
会社に入って少しした時、益田は機械に指を挟み指を切断してしまいました。
パニックになる益田。
鈴木の適切な処置のおかげで縫合手術は成功しました。
鈴木は、自分がいなくなったら悲しいと言ってくれた益田を親友と思っているのです。
入院中、鈴木は毎日見舞いにきます。
益田の学生時代の話をやたらと知りたがりましたが、逆に聞くと引きこもりだったからと何も話しません。
恋仲と思われる会社の事務員美代子も鈴木と一緒に見舞いに来たりしていました。
大学の同期の清美からの頼まれ事から、益田は鈴木に「黒蛇神事件」の本を探してほしいと頼みます。
「黒蛇神事件」というのは、中学生が幼い子供2人の目玉をくりぬき、犯行声明文をマスコミに送るという事件でした。
その犯人の少年は6年前に仮退院したのだが、現在の消息は分かりませんでした。
病院で鈴木が描いた絵を観て頭の中で色々な事がつながっていく益田。
ネットで検索した元犯人の少年の顔は鈴木の幼少のころと似ており、もしかしたら鈴木が黒蛇神事件の犯人だった少年なのではと疑い始めます。
退院後、益田は鈴木の写真や動画を得るためにみんなでカラオケへ。
寮に戻るとDVDがポストに入っていました。
同僚が再生すると、そこには秘密のビデオに出演している美代子の姿が。
かつて美代子は男に騙されて”大人の”ビデオに出演していたのです。
美代子を送って戻ってきた鈴木はバットでテレビを壊し、同僚とケンカになります。
人の過去をほじくり出して楽しんでいる奴が許せないと鈴木は怒りました。
「いつも過去に苦しめられる気持ちは分かる。でも、彼女は僕と違って悪い事は何もしていないじゃないか!」と。
社長の家にもDVDが届き、うわさが広まりました。
鈴木の誕生日を祝うため、美代子は自宅に鈴木を招きます。
美代子の元カレに因縁をつけられ殴られます。
美代子には過去に人を手にかけたことがあると打ち明けた鈴木。
何があったかを聞くが、益田に最初に話したいといい教えませんでした。
益田は、元犯人の少年の同級生に会いに行きます。
先日のカラオケの画像や動画を見せるために。
同級生は鈴木が元犯人の少年であることを証言しました。
この話は先輩であった出版社の人の耳にも入ります。
このことを記事にしてくれと頼まれますが、友だちを売りたくないという気持ちから一度は断りましたが相手はしつこく、益田は記事を書くことを益田は引き受けます。
しかし記事が出たら鈴木はこの世を去ってしまうのではないだろうかと考え直し、記事を出すのはやめてほしいと頼みます。
そんな頼みもむなしく、電車の中で「黒蛇神事件の犯人は今」のような広告を見つけ益田は血の気が引きます。
翌朝、鈴木は「今までありがとう。さようなら」という手紙を置いていなくなってしまいました。
その後、益田は製作所をやめ地元へ戻ります。
食品工場に勤めながら仕事の合間を縫って、黒蛇神事件の被害者遺族を訪ね歩き、原稿を書いていました。
信用できる出版社を紹介してもらい、手記を載せてもらうことに。
その手記は鈴木宛に書かれた手紙のようなものでした。
益田は実名でそれを載せることを希望します。
どこかにいる鈴木にこの手紙が届くことを祈って。
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小説では、鈴木と関わった何人もの人の視点で次々と展開していきます。
しかし、それを全部書いていたら長すぎてまとまらないので、友人の益田にしぼってあらすじを書きました。
ご了承下さい。
>>>友罪の映画と原作小説の違いは?結末を考察!ネタバレあり
まとめ
「友人が過去に重大犯罪を犯していても、あなたは友達でいられるか」
自分がこの立場になったら、どうなんだろう。。。今まで通りでいられるだろうか。
なんて深く考えてしまう作品ですね。
いざ本当にその立場に置かれないと出せない難しい質問です(>_<)
あなたはどうですか?
態度変わらずその人と今まで通り接すること出来ますか?
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