おとなの事情【映画】韓国版リメイクについて!結末や感想も

 

2021年1月8日公開の映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』は、2016年に公開されたイタリア映画『おとなの事情(日本題)』のリメイク版であることは既にご存知の方も多いと思います!

この映画はその後18ヵ国でリメイクされましたが、アジアでは、2018年に韓国でリメイクされた『完璧な他人』の方が有名で、後からイタリア版を観た人も少なくないのです!

その、韓国版についてまとめました!!

 

Contents


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おとなの事情【映画】18ヵ国でのリメイクについて

 

「スマホを使って現代社会の一面を切り取ってみたい」という思いから、イタリアの映画監督パオロ・ジェノヴェーゼ氏のオリジナル脚本で製作されたのが『おとなの事情』です!

日本では『おとなの事情』と言うタイトルで、2017年3月に公開されましたが、原題は『Perfetti sconosciuti』・・・

日本語では「赤の他人」と訳されます(^-^)

所詮夫婦は赤の他人、友人も赤の他人という捉え方でしょうか?

 

公開された年には、イタリアのアカデミー賞と言われる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」において、作品賞と脚本賞を受賞!!

とても、高い評価を受けた作品で、2016年にギリシャがリメイクしたのを皮切りに、18ヵ国でリメイクされ、日本でも東山紀之さん主演で製作され、2021年1月に公開されます(^^)

 

幼馴染みの4人の男性と、その妻たちが集まったホームパーティーで行われたあるゲームによって、それぞれが、内に秘めていた秘密や嘘が露呈され、パーティーが修羅場と化してしまう物語!

ジャンルはブラックコメディ―ですが、イタリア版はコメディー感よりもサスペンス感が勝っているように見受けられました(>_<)

 

You tubeで見ることの出来る、他のリメイク作品の予告を見てみましたが、ストーリーや人物設定など、大まかには原作を元に作られていますが、国ごとのお国柄が反映されています。

そこに着目して観るのも面白いと思います(^-^)

 


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おとなの事情【映画】韓国版リメイク作品『完璧な他人』とは?

日本の場合は「おとなの事情」と訳された題名ですが、韓国では直訳とも思える「完璧な他人」と言う題名になっています!

肯定的ではなく、完璧な他人などいない・・・と、否定的に描かれているように感じました(-_-)

 

ストーリー、登場人物共に、原作にほぼ準じています。

40年来の親友である美容外科医のソクホ、弁護士のテス、飲食店経営者のジュンモはそれぞれの妻と共に、ソクホの引っ越し祝いのパーティーをします!

同じく親友の体育教師ヨンベも、恋人を連れてくるはずでしたが、病気のためヨンベのみの参加となり、7人が集まりました(^-^)

 

たわいのない会話から、ソクホの妻・イェジェンが、スマホをテーブルに出し、届いたメールや電話を公開するゲームを提案します!

最初は渋っていた人も、秘密がなければ出来ると言われ、ゲームが始まりました(>_<)

 

最初は、豊胸手術を受ける予約をしていたことや、姑を入居させるべく老人ホームの見学を予約していたことなど、こっそりしていたことがバレてしまう、そこまで大きくもない秘密が発覚します!

 

少しずつ険悪になっていく中、テスがヨンベのスマホと自分のスマホを入れ替えたあたりから、怒涛の秘密バレバレ合戦が始まるのです!!

もうみんな隠し事や嘘ばっかりなんです(>_<)

まさに、「完璧な他人」などいません!!

我が身に置き換えると、かなり怖い(@_@)

 

楽しいはずのパーティーが、修羅場と化し、7人はバラバラになってしまうでしょうか??

 


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おとなの事情【映画】韓国版リメイクの感想

『完璧な他人』を観た感想です。ネタバレも含まれますのでご注意ください!!

 

ストーリーや登場人物はもちろん、最後のポイントとなる、外した指輪を回す演出までも、かなり忠実に原作を再現していました!

なので、イタリア版を先に見た場合は、先が読めてしまいます(>_<)

それでも十分楽しめることが出来る作品です。

 

製作する国によって、国民性などが表れていると言いましたが、例えば、韓国版では、ソクホとイェジェンの娘は、20歳の設定で、彼氏は兵役の前に会いたいと誘います・・・

韓国の真面目な国民性が反映されているのかもしれません。

 

また、イタリア版の抽象的な表現を、分かりやすく演出している場面もあり、初見の人でも、見やすく仕上げられていると感じました!

 

そんな中でも、大きく違うことが2つあります。

1つ目は、原作には無いオープニングのシーン!!

34年前の子ども時代のソクホ達が描かれています。

その晩も月食で、子どもたちは夜空を見上げるのですが、そこで、韓国では、月食の時の赤い月が不吉なものと言い伝えられていると語られます(>_<)

暗に、34年後の出来事は、この赤い月の呪いだと言うことを表現しているように感じました!

 

もう1つは、ソクホとイェジェンの娘です!

韓国版では、声のみの出演ですが、泊まらずに帰宅します(^^)

原作は、娘がどうなったかは、観る側で想像するしかありませんでしたが、韓国版では、あえて答えを出しています。

ソクホの思いを作り手が肯定した演出になっていると感じました(^^)

 

7人の秘密や嘘がバレてしまう(かもしれない)ストーリーですが、電話やスマホを開示しなければなんとか隠せる内容です。

でも、ジュンモの愛人の妊娠は隠しきれないと思うので、イェジェンとセギョンが悲しい思いをする結果は想像できます!!

イェジェンの赤い服と、セギョンの赤いルージュはその呪いを表しているのだとしたら、この作品はかなり深いと思いました(^^)/

 

→おとなの事情【映画】イタリア原作はオリジナル?リメイクと設定は同じ?

 


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まとめ

 

『おとなの事情』韓国版リメイク作品『完璧な他人』について、かなり個人的に感想をまとめました!

俳優の演技力、演出のテンポ、並べられた韓国料理など、原作を観た後でも、十分に楽しめる作品です!

実は、電話の相手の役で、声の出演のみなのに、有名な俳優さんが出演しています!

韓国の俳優さんには詳しくないので、そこは気づけませんでしたが、日本版でも、そんなカメオ出演があったら面白いなあ~と期待してしまいました(^-^;

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