ドクターデスの遺産のモデルは実在する人物?どこまで実話? 

 

映画界も続々と公開が始まり、徐々に活気づいてきましたね~

延期になって待ちわびていた作品も含め、期待度の高い作品が目白押しです(^-^)

今回取り上げるのは『ドクターデスの遺産』!!

“安楽死”をテーマに描かれています。

「実在の医師をモデルに映画化」と謳われていますが、どんな内容になっているのか?調べました~

Contents


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【映画】ドクターデスの遺産について

原作は中山七里(なかやましちり)さんの『ドクターデスの遺産』

綾野剛さん演じる警視庁捜査一課の刑事・犬養隼人を主人公にシリーズ化されており、今作は第4作。

どれも、過去の有名なダークヒーローを使うことが決めごととされています(^.^)

 

そのダークヒーローが「ドクターデス」と呼ばれる連続猟奇殺人犯!

闇サイトで「苦しむことなく殺してさしあげます」と、安楽死の依頼を請け負うのです(>_<)

“安楽死”については、近々にも事件がありましたね・・・

この「ドクターデス」が引き起こす事件を解決するために奮闘するのが、警視庁敏腕捜査チームなんです。

 

犬養隼人とバディを組むのが、北川景子さん演じる高千穂明日香!

冷静沈着で、時には熱く犬養を制する女性です。

正に、北川さんのイメージにピッタリですね~

捜査チームは果敢に犯人逮捕に挑むも、中々核心までは到達しない日々。

そこで、犬養の実の娘が登場します。

原作では、人工透析をしながら生活している娘を囮に使って、捜査を進め、結果失敗してしまうのですが、映画では、娘本人が闇サイトから依頼するように変わっているようです!

 

原作と映画がどう変わっているかも見どころになると思われます。

 


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【映画】ドクターデスの遺産のモデルは実在する?

 

「ダークヒーロー」については、“過去の有名な”と説明されています!

例えば、犬養シリーズ第1作『切り裂きジャックの告白』は、1888年にイギリスで実際に起きた事件をモチーフにしています。

世界的にも有名な未解決事件で、犯人は被害者のある一定の臓器だけをメスで摘出するという、猟奇的な事件です(>_<)

2015年に、沢村一樹さん主演で、ドラマ化されています。

『ドクターデス』のモデルも、公式HPに書かれているように、実在の医師として存在していました!

元医師と言った方が正確かもしれません。

 

その医師の名前はジャック・ケヴォーキアン」!

1928年生まれの、アメリカの病理学者で元医師です。

彼は、積極的安楽死の肯定者で、1989年に自作の自殺装置を開発し、自殺幇助の活動を始めました。

総計130人にも及ぶ患者を尊厳死させ「殺人医師」「死の医師」などと呼ばれていたんです(+_+)

1998年に、自殺装置で死亡させた記録のビデオテープが、ある番組で放映され、その直後に殺人罪で告訴されました。

1999年に裁判で有罪の判決が下り、収監。

2007年には健康状態の悪化で仮釈放となり、その後は自殺幇助はしていませんが、積極的安楽死の啓蒙活動は続けました。

 

2011年に、83歳で病死

130人もの命を終わりにした元医師の人生は、長かったと言えるのでしょうか??

 


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【映画】ドクターデスの遺産はどこまで実話か?

 

映画『ドクターデスの遺産』は、この元医師「ジャック・ケヴォーキアン」の話ではありません。

この元医師の存在をヒントに作られた完全なるフィクションであり実話ではないのです!!

それを裏付けると思われる、作者中山七里さんのインタビューでは、作品作りについて語られていました。

実は中山さん、作品を書くにあたって、調べごととか、取材は一切しないんです(>_<)

取材した内容に、引っ張られてしまい、正確な事や現実的な事しか書けなくならないように、あり得ないことでも書くためなんだとか。

 

あくまでも、自分の想像力を膨らませて書くのです!

とは言え、ただ想像しただけで、魅力的な作品を書きあげることは難しいですよね~

そのため、中山さんは、普段からたくさんの書物を読み、数々の映画を見、いろいろな物事を見聞きしているのです。

そして驚きなのは、そのほとんどを忘れないと言う、驚異の記憶力です(^^)

それらが、中山さんの想像力と創作力を掻き立てているんですね!

 

映画がどの位原作に忠実に描かれるのかも関心の一つになってくると思います。

既に、犬養の娘・沙耶香の言動が原作と違うものになっているように、現時点で発表された岡田健史さん演じる新米刑事・沢田は、原作には登場しません!

他に登場する何人かの刑事がミックスされた感じになるのかもしれません。

注目すべきは、クライマックスのシーンです!!

中山さんの作品は、読者を裏切るどんでん返しが多いのです!

本人曰く、最後まで読者を楽しませる自信がないので、付加価値として楽しんでもらうためなんだとか。

「どんでん返しの帝王」とまで、称賛されるようになり、逆に考えるのが大変なのでは?と変な心配をしてしまいましたw

 

原作を知っている人にとっても、「どんでん返し」となるようなラストをつい期待してしまうのは、私だけでしょうか???

 


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まとめ

 

11月公開の映画『ドクターデスの遺産』の内容について、調べました。

この映画は、ただのミステリーに留まらず、“安楽死”や“尊厳死”などの、重いテーマが隠されています。

当事者しかわからないこと、知らずに過ぎ去ってしまうことかもしれませんが、考えるきっかけにはなることと思います(^.^)

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