映画友罪の原作と元ネタは酒鬼薔薇聖斗の神戸児童殺傷事件?実話なのか?

 

2022年4月から、民法上での成人は18歳となります。

それに伴って、少年法の改正も現在協議されていますが、そもそも、その元となるのは、少年犯罪の低年齢化です!!

1997年に発生した「神戸児童殺傷事件」など、これまでには凶悪な事件もありました(>_<)

映画『友罪』の原作は、その事件の犯人である酒鬼薔薇聖斗がモデルになっているのではないかと考えられています。

元ネタはどの事件なのか?

実話が描かれているのか調べました!!

 

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【映画】友罪の原作について

2018年5月に、生田斗真さん、瑛太(現・永山瑛太さん)のw主演で公開された映画『友罪』は、少年犯罪の加害者のその後を描いた作品です!

原作は、2005年に『天使のナイフ』で、江戸川乱歩賞を受賞してデビューした薬丸岳(やくまるがく)さんの、同名の小説(^^)

 

 

1988年に発生した「女子高生コンクリート事件」をきっかけに、少年法に興味を持つようになった薬丸さんは、少年法についてかなり勉強し『天使のナイフ』を描き上げました!

その後の作品『悪党』『刑事のまなざし』『Aではない君と』なども、少年犯罪をテーマにしています。

 

 

「心を許した友は、あの少年Aだった」

 

益田(生田斗真さん)は、暴行事件を起こしジャーナリストを辞め、寮のある町工場で働き出します。

同じように試用採用された鈴木(瑛太さん)は、不愛想で他の人とは関わらず、不気味な雰囲気さえありました(>_<)

それでも、次第に心が打ち解けていく2人でしたが、ある事件をきっかけに、益田は、鈴木がかつて起きた連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑いを持ち始めるのです!!

友人・同僚・恋人が、実は過去に重大な事件を起こしていたとしたら、どうするか?と言うテーマで、犯人のその後の生活を追いながら、周りの人々の心の変化や葛藤を描いています(^^)

 

 

 


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【映画】友罪は実話で実在した人物を描いている?

 

幼児や児童が犠牲になった痛ましい事件は、いくつか記憶にあると思います(T_T)

中でも、1997年に発生した『神戸連続児童殺傷事件』は、犯人が14歳の少年だったこともあり、20年以上経った現在でも、深い悲しみと恐怖・怒りと共に思い出されます!

 

『友罪』の映画化にあたり、公式HPでは、この事件について触れています。

原作は「神戸連続児童殺傷事件」から着想を得ているが、本作は実際にあった事件の余波や現在地を、憶測を元に再現するための映画化ではない。

引用元:公式HP

 

原作と映画では、事件の経緯や凶暴性が違ってこそいますが、HPに書かれているように、映画に関して言えば、鈴木は実在する人物ではなく、ストーリーも実話ではありません!!

 

あくまでもフィクションであることが強調されていますが、鈴木(偽名・本名は青柳健太郎)は、中学生の時に2人の児童を殺害していて、当時は少年Aとして報道されていました!

これらが、「神戸連続児童殺傷事件」と酷似しているので、「鈴木のモデルはあの犯人だ」と言う先入観で映画を観てしまうことは否めませんね(>_<)

どうしても、鈴木の言動に目がいきがちですが、「心を許した友は、あの少年Aだった」と謳っているように、あくまでも視点は生田さん演じる益田であることを忘れてはいけません!!

益田は、特定できるモデルは存在しませんが、“いじめ”に焦点を絞ると、誰しも傍観者も含め、大なり小なり加害者の立場になった経験はあるのではないかと考えます(-_-)

 

原作は、過去に罪を犯した人への、世間の冷たい対応を、もっと克明に描いていますが、映画では、過去の経験から十字架を背負って生きている人達の、贖罪的な部分を多く描かれているように感じました(^^)

 


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酒鬼薔薇聖斗の事件とは?

 

鈴木のモデルが酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)ではないことを、確かめるために、「神戸連続児童殺傷事件」について再確認しました(^^)

1997年5月27日早朝 市立中学校の正門に、切断された小学6年生の男児の頭部が放置されているのを、散歩をしていた通行人が発見しました!!

被害者の口には、「酒鬼薔薇聖斗」の名の犯行声明文が挟まれていました(@_@)

 

その残酷さから、事件は一斉に報道され、日本中を震撼させました!!

それから1週間後には、新聞社宛に第二の声明文が送られ、報道は更に加熱。

目撃証言などから、30~40代の男という犯人像も浮かび上がってきました!

 

それから、約1ヶ月後の6月28日、犯人逮捕!!

なんと、被害者の頭部が置かれていた中学校に通う、14才の中学生でした(>_<)

この少年は、被害男児の他にも、計4人の児童を殺傷していたことも認めています!

 

小説『友罪』の青柳は、自分よりも母親に愛されていた弟を妬み、弟と同じ年の児童を対象としていますが、映画では理由などには触れられていません。

 

「酒鬼薔薇聖斗」は、精神鑑定の結果、未分化な性衝動と攻撃性の結合により、持続的かつ強固なサディズムがみられたことが、事件の大きな要因と診断されました。

また、幼少期の、家庭における親密体験の欠落もあり、医療少年院では、「疑似家族」を作り上げるなどの治療方法も組み込まれました(+_+)

2005年、22才の時に、医療少年院を退院した後、どのような暮らしをしているのかはわかっていませんでしたが、10年後の2015年に、手記『絶歌』を刊行しました。

事件に至る経緯・犯行後の社会復帰にいたる過程が綴られたものですが、出版の是非や内容を巡って、賛否が割れるなど、様々な反響を呼びました(>_<)

 

しかし、心理学者や精神科医などの有識者の中には、「研究」のためには、貴重なサンプルと評価する人もいます。

 

 

 


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まとめ

 

『友罪』は、「神戸連続児童殺傷事件」をモチーフとしていますが、実在する人物をモデルとしていることはなく、内容も、あくまでもフィクションです。

倫理観や価値観、人間の強さ弱さなど、「あなたならどうしますか?」と投げかけられている作品で、深く考えさせられました!

 

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4 件のコメント

  • 世に出てはいけない作品。最悪の事件でした。加害者はのうのうと生きている。社会のゴミ。

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