2016年に吉川英治文学新人賞を受賞した作家の薬丸岳さんの小説『友罪』が映画化されることになりました。
映画の公開は5月25日。
もう真近です!!
この『友罪』、過去の事件がモデルと言われています。
詳しく見ていきましょう( `ー´)ノ
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映画『友罪』について
ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解ける。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。
ともに心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、心を通じ合わせていく2人の友情。疑心や後悔に囚われた人間模様を、圧倒的にリアルな描写でスクリーンに投影する。
引用元:https://www.fashion-press.net/
ジャーナリスト志望だった益田を生田斗真さん、同期の鈴木を瑛太さんが演じるW主演作です。
監督は、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の瀬々敬久さん。
この作品は、
「友人が過去に重大犯罪を犯していても、あなたは友達でいられるか」
がテーマです。
友人が、恋人が、同僚が、部下が、自分の身近な人が過去に重大な罪を犯していても、今までと同じように接することができるのか。
瑛太さんじ演じる鈴木からの視点はなく、鈴木にかかわってきた周りの人物からの視点で次々と描かれていきます。
生田さん演じる益田は、過去に助けてあげられなかった友だちがいました。
鈴木と関わることでその過去に向き合い、どういう結末を迎えるのでしょうか。
鈴木と恋人関係になる美代子を夏帆さんが演じます。
美代子も人には知られたくない過去を持っています。
とあることから過去を知った鈴木ですが、美代子を拒否することなく受け入れます。
彼女は鈴木からの言葉に、前を向いて生きる勇気をもらいます。
美代子の出した答えは・・・?
1人ではなく、様々な人の視点から観るストーリーが色々考えさせられて面白いと思います(^^)/
>>>友罪の映画と原作小説の違いは?結末を考察!ネタバレあり
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原作 薬丸岳について
- 1986年8月26日生まれ
- 兵庫県出身
■受賞歴
- 江戸川乱歩賞(2005年)
- 吉川英治文学新人賞(2016年)
- 日本推理作家協会賞(2017年)
薬丸さんのデビュー作は『天使のナイフ』。
1988年に起こった”女子高生コンクリート詰め殺人事件”にショックを受けて独学で少年法を勉強し、『天使のナイフ』を書きあげました。
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この作品以後も、難しいテーマに取り組んで秀作を送り出しています。
>>>友罪薬丸岳のおすすめ書籍や映画化された作品は?ドラマ化も気になる!
『友罪』モデルは?
『友罪』のモデルは、
1997年に兵庫県神戸市須磨区で起こった「神戸連続児童殺傷事件」といわれています。
この事件の犯人は当時14歳の中学生。
原作の薬丸氏は、『友罪』はフィクションでモデルはないと否定していますが、「少年犯罪の象徴として酒鬼薔薇聖斗事件に似た事件を組み込んでいる」とのコメントは出しています。
神戸連続児童殺傷事件
別名『酒鬼薔薇聖斗事件』ともいわれますね。
これは犯人が酒鬼薔薇(さかきばら)聖斗と名乗ったことが由来です。
1997年5月27日早朝。
市立友が丘中学校の正門に、てにかけられた小学6年生のJくんの頭部が置かれていました。
口には「挑戦状」が差し入れられており、犯人は酒鬼薔薇聖斗と名乗ります。
6月4日
神戸新聞社あてに犯行声明が届きます。
頭部に添えられていた挑戦状も同封。
「さあゲームの始まりです 愚鈍な警察諸君 ボクを止めてみたまえ ボクは殺しが愉快でたまらない 人の死が見たくてしょうがない 汚い野菜共には死の制裁を積年の大怨に流血の裁きを SHOOLL KILLER酒鬼薔薇聖斗」
引用元:Jinkawiki
6月28日
兵庫県警は、容疑者として近くに住む当時14歳の少年Aを逮捕します。
少年は犯行を自供しました。
少年Aは、同年の2月10日に起きた須磨区の路上での小6女児2人に対する殴打事件と、3月16日に起きた小4女児Bちゃんと小3女児に対する連続通り魔事件も自分の犯行と認めました。
Bちゃんは後日死亡しています。
少年Aは逮捕後、神戸家庭裁判所におくられて観護措置として少年鑑別所へ収容。
その後は医療少年院へ収容されて2004年(21歳)に仮退院。
2005年本退院。
酒鬼薔薇聖斗について
酒鬼薔薇こと少年Aはどんな子どもだったのか。。というと、やはり”普通”の子どもではなかったようです。
生き物を解剖したり、どうぶつを虐殺したりを繰り返していたとか。
繰り返していくうちに”人間を手にかけてみたい”という気持ちが抑えきれなくなったそうです。
最近の子どもの殺人事件でも、動機として「人を手にかけてみたかった」って多い気がします。
”普通”じゃないですよね。
酒鬼薔薇家、両親も弟も変わっています。
父親は子供に無関心、母親もサイコパスのような人。
でもしつけは厳しくて小学生の頃はノイローゼになったとの情報もあります。
弟たちも、兄が出した本の売り上げを上げるためにサイトを開設したりと、ちょっとおかしい。
先天的なものに加えて、家庭の影響も受けてさらに歪んでしまったというところでしょうか。
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現在の酒鬼薔薇(少年A)について
2015年に『絶歌』を出版しました。
第3刷までの累計発行部数は25万部。
世の中の関心の高さがよくわかりますね。
現在は医療少年院を本退院して、名前・戸籍を変えて整形もして、東京に住んでいるという情報も。
ばれたら引っ越すを繰り返し、各地を転々としているようなので、どの情報が正しいのかはわかりませんが・・・。
結婚して子供もいるという噂です。
>>>酒鬼薔薇聖斗は現在何してる?【2018】結婚して嫁と子供がいるってマジ?
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まとめ
世の中を驚かせた事件を「モデル」にした小説の映画化です。
最後はどうなるのか、気になりますね!
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