映画ロスト・ケアの原作は小説?大きな違いは主役にあり?

8介護施設や保育施設での虐待などが問題となっている昨今!

正にタイムリーと思える映画『ロスト・ケア』が、2023年3月に公開されます!

“ロスト・ケア”と言う言葉は、聞き馴染みの無い言葉の様に思えますが、同名の小説が映画の原作となっています(^^)

どんな作品なのか、深掘りします!!

 

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映画【ロスト・ケア】原作は小説?

ロスト・ケア」は、2013年2月15日に、刊行された、葉真中顕さんによるサスペンス小説です!!

今から10年程前の作品ですが、とてもリアリティーがあり、取り上げられた題材が、現代社会において、いかに深刻な問題であるかが感じられます!

 

作者の葉真中顕(はまなかあき)さんは、現在46歳。

2009年に、「ライバル」で、第1回角川学芸児童文学賞優秀賞を受賞し、翌年児童文学作家としてデビューを果たしました(^^)

 

その後、漫画のシナリオなども担当し、2013年に発表した『ロスト・ケア』で、第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しました。

その後、発表した小説も、各新人賞候補に選ばれ、2019年には「凍てつく太陽」で、第21回大藪春彦賞、2022年には「灼熱」で、第7回渡辺淳一文学賞を受賞するなど、高い評価を得ている作家さんです(^.^)

葉真中さん自身、祖父・大叔父の介護を経験し、介護の制度や仕組みについていかに知らなかったかを痛感したんだとか。

また、大叔父の介護の際は、介護企業の不正事件にも巻き込まれ、そのことが、この作品を書くきっかけになったそうです!

 

その後も、「絶叫」「コクーン」「Blue」など、社会が抱える問題をテーマに、多くの作品を書き上げ、社会派ミステリーの旗手として、勢いに乗っている作家さんです(^^)/

今回、この原作が映画化されることに、多くの読者が期待感を持っていることと思われますね。

 


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映画【ロスト・ケア】原作小説と映画の違いは?

 

予告映像で、「僕は42人を救いました」と、告白する松山ケンイチさん演じる斯波

映画では、斯波が、42人の殺人事件の犯人であることが明かされています(>_<)

でも、原作は、犯人を「彼」と称し、犯人は最後までわからないようになっています!

映画のどの辺で、斯波が犯人であることがわかるのかは定かではありませんが、物語の出だしで犯人や犯行の様子が明かされる、いわゆる“倒叙ミステリー”は、犯人の人物像や、事件の背景などがより深く掘り下げられていく場合が多いので、原作とは違った楽しみ方になるのではないかと考えられます(^^)

 

そして、長澤まさみさん演じる検事!

原作では、この検事・大友秀樹は男性なんです!

正義感に溢れた実直なキャラクターである大友でしたが、女性にしたのは何故なのか、斯波と対峙する上で、何か、原作とは違った風景が描かれるのかもしれませんね(^^)

 

この小説が発表されたのは、2013年です。

介護保険法は、高齢者介護の現状を踏まえ、社会ニーズに合わせた制度とするべく、3年ごとに改正されます!

時代設定が、原作のままなのか、現在に合わせているのかによっても、内容が若干変更されているかもしれませんね(^.^)

映画予告では最後に、「衝撃の真実 心震えるラスト15分」と言うテロップが出てきます。

原作では、犯人がわかると言う結末がありましたが、映画のラストは違ったものとなるのでしょうか?

 

どちらにしても、今、一番と言っても過言ではない、「介護」と言う社会問題にメスを入れた作品になることは、間違いないと思われます!

誰もが、当事者になり得る問題です・・・

それぞれの環境や立場によっても、受け止め方が違ってくるかもしれませんね(>_<)

 


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映画【ロスト・ケア】あらすじやキャストについて

 

あらすじ

ある民家で老人と介護士の死体が発見され、死亡した介護士と同じ訪問介護センターで働く斯波宗典が捜査線上に浮かぶ。

彼は献身的な介護士として利用者家族からの評判も良かったが、検事の大友秀美は斯波が勤める施設で老人の死亡率が異様に高いことに気付く。

そこで何が起きているのか、真相を明らかにすべく奔走する彼女に、斯波は老人たちを殺したのではなく救ったのだと主張する。

彼の言説を前に、大友は動揺する。

 

引用元:https://www.cinematoday.jp/movie/T0027369

 

キャスト

連続殺人犯を演じるのは、松山ケンイチさんです!

利用者家族からの評判も高い、心優しい青年でありながら、殺人犯であり、それが、“ロスト・ケア”なのだと、主張する、とても難しい役柄です!!

予告映像で、その表情を見ると、なんかゾッとしました(>_<)

ご本人は、納得がいく作品に仕上がったと語っています!

 

そんな、殺人犯と対峙する、検事役に挑戦したのは、長澤まさみさんです!!

目の前に差し出された大きな問題に、正義とは何なのかを悩み続け、心が揺れ動く役柄です(>_<)

精神的に、かなり追い込まれる役ではないかと思いますが、これまでも、いろいろな役を演じてきた長澤さんの、新しい一面を垣間見ることが出来るのではないかと、期待感が高まります!!

この他にも、斯波の父親役を柄本明さん、大友検事のサポートをする検察事務官役を、鈴鹿央士さんが演じるなど、若手から、実力派まで幅広い俳優さんが集結し、作品を作り上げています(^^)

 


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まとめ

 

映画『ロスト・ケア』は、葉真中顕さんの同名の小説が原作です!!

現代の日本が抱える“介護”の問題を描いた、社会派サスペンス作品!

思い題材ではありますが、目を背けずにしっかりと見届けたい作品ですね。

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