松山ケンイチさん主演で、2023年3月24日公開の映画『ロストケア』!
殺人の罪に問われる主人公の職業は介護士です。
“ロストケア”と言う言葉に聞き馴染みは無いかもしれませんが、介護士による事件となると、色々と思い浮かびますね・・・
物語に元ネタはあるのでしょうか?
例えば、2016年に発生した、障害者施設「やまゆり園」での大量殺人事件など、実話がモデルになっているのでしょうか?
深掘りしていきます(^^)
Contents
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映画『ロストケア』について
『ロストケア』の原作は、2013年2月15日に刊行された、葉真中顕(はまなかあき)さんによる同名のサスペンス小説!
気鋭の社会派ミステリー作家・葉真中顕さんのデビュー作『ロスト・ケア』映画の続報が発表されました
3月24日 全国ロードショー!
現在、映画化決定帯で出庫中です pic.twitter.com/gZHtAzp1iY— 光文社 書籍販売部 (@kobunsha_cs) December 1, 2022
ある民家で老人と介護士の死体が発見されました。
そして、死亡した介護士と同じ訪問介護センターで働く斯波宗典が捜査線上に浮かびます。
斯波は献身的な介護士として利用者家族からの評判も良かったのですが、彼が勤める施設で老人の死亡率が異様に高いことに気付いた者がいました。
この事件を担当する検事の大友秀美です(>_<)
真相を明らかにすべく奔走する大友検事に、斯波は
「老人たちを殺したのではなく救った」と主張します。
殺人犯VS検事 運命の激突が始まります!
#松山ケンイチ #長澤まさみ 初共演
▂▅▇ 映画『#ロストケア』▇▅▂
特報映像 解禁!https://t.co/7npjMTxbK7主題歌は #森山直太朗 の
新曲「さもありなん」に決定👏連続殺人犯(松山ケンイチ)と
真相を追う検事(長澤まさみ)が対峙する―
2人の鬼気迫る演技は必見です!🎞2023年3月公開 pic.twitter.com/KsYeVUumtm
— 東京テアトル映画部 (@theatres_movie) October 3, 2022
「これは、喪失の介護~ロストケアです。僕は42人を救いました」
と、話す斯波は、落ち着き払い、怖いくらい淡々としています(@_@)
罪を犯したと言う意識は、全く感じられませんね!
高齢化社会の抱える問題を取り上げた、社会派小説です!
それぞれの立場で、受け取り方や感じ方が変わってくる作品になるかもしれませんね(^^)
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ロストケア 元ネタとなった事件とは?
最近は、乳幼児や高齢者、障害者などの、弱い立場の人に対するいじめや虐待などの事件が、ニュースなどで多く取り上げられています。
それらの事件に触れるたびに、とても、悲しい思いになります(T_T)
📣#ロストケア 本チラシが完成😀
豪華、両A面見開きチラシです。
中面には、未解禁のシーン写真や著名な方のコメントも掲載。
今週末より順次、映画館等に並び始める予定です。
お楽しみに。#ロストケアNEWS#松山ケンイチ #長澤まさみ #鈴鹿央士 #坂井真紀 #戸田菜穂 #峯村リエ #柄本明 #前田哲 pic.twitter.com/OOPemAEhig— 映画『ロストケア』公式アカウント (@lostcare_movie) December 16, 2022
『ロストケア』の斯波は、“命を奪う”行為に及んでいます。
それも、42人という多くの命です!
このことを聞くと、浮かんでくるのは、2016年に発生した、障害者施設殺傷事件ではないでしょうか?
犯人は、元職員の男でした!
入所者が寝静まった午前2時半過ぎに、「神奈川県立津久井やまゆり園」に忍び込み、ベッドで寝ている入所者を次々と刃物で切り付けました(>_<)
職員は結束バンドで拘束し、その目の前で殺傷に及んだのです。
この痛ましい事件で19人の命が奪われ、26人が負傷しました。
犯人は、「施設を辞めさせられて恨んでいた」とも供述していますが、
「障害者を殺しに来た。邪魔するな」と、職員を脅していて、確信犯であったとされています(@_@)
裁判では、犯人の精神鑑定が行われ、刑事責任能力が問われましたが、計画性や自己防衛行動の面から、刑事責任能力を問える状態であったと結論付けられています。
犯人は、勤務中から、「重度の障害者は安楽死させるべき」と言う趣旨の発言を繰り返していて、犯行後に、逃走し、その後出頭する直前には、「世界が平和になりますように。Beautiful Japan!!!!!!」という内容のツィートを投稿していました(>_<)
逮捕後も、重複障害者に対する差別的な発言を繰り返し、「事件を起こしたのは不幸を減らすため」「自分は救世主だ」と主張していました。
対象者は、『ロストケア』とは、異なりますが、多くの人の命を奪い、そのことを肯定し、“救った”と表現しているところなどには、共通性を感じます!
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映画『ロストケア』は実話をモデルとしている?
これまでの内容から、もしかしたら、この事件をモデルとしているのかも?と考えがちですが、
事件の発生が2016年なのに対し、原作の「ロストケア」の発行は、それより前の2013年なので、明らかに、この事件が元ネタになっていないことがわかります!
では、他に何か参考にした実話があるのか・・・と思いましたが、原作の巻末に、
フィクションであり、モデルとなっている実話はない
とはっきりと書かれていました(^^)
原作の中で、犯人が犯行に使った手法は、現実には成立しないし、同じ手法で起きた事件も、少なくとも日本では存在しません。
【特報公開】映画『ロストケア』連続殺人犯役・松山ケンイチ×検事役・長澤まさみ、ヒューマンサスペンス小説を実写化
主題歌は森山直太朗の新曲「さもありなん」 – https://t.co/LwlcHgTxzO pic.twitter.com/Pf1j3pxRux
— Fashion Press (@fashionpressnet) October 3, 2022
とはいえ、かなりリアリティーのある内容なので、現実世界でも、あり得そうです(>_<)
高齢者施設で、相次いで入所者が転落死した事件もありましたね!
また、施設に限らず、自宅で介護をしていた人が、介護に疲れ果て、心中や心中未遂を起こしてしまったり、ストレスなどメンタル面の疾患を抱えた末に、手をかけてしまったケースなども耳にします・・・
社会がどんどん高齢化する中で、介護の負担もどんどんと大きくなり、このような思想や事件が、今後増えていくのではないか、もし、自らが直面した場合、どうすべきか、何を考えるべきかなど、多くの問題が提起される作品になるのではないでしょうか?
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まとめ
高齢者の介護など、多くの問題を抱える日本において、『ロストケア』に書かれている事件は、実在しそうですが、物語自体はフィクションであり、モデルとなった事件は存在しないことがわかりました。
ただ、多くの人達が直面する可能性が高い問題であることは間違いないと感じました!
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