最近、大きい地震が多いですよね・・・(>_<)
異常気象といい、地震の頻発といい、この先日本はどうなってしまうのか考えただけで怖くなってしまいます。
まず最初に地震とはどんな現象なんでしょうか。
地球の表面を覆っている「プレート」と呼ばれる岩盤が原因で、大きいプレート小さいプレート十数個に分かれていて、それぞれがゆっくりと移動しています。そのため、ぶつかり合ったり、引きずり込まれるなどして歪みが発生します。そして、プレートが強い力に耐えきれず、限界まで達してしまうと、元に戻ろうとしてはね上がったり地盤に亀裂が生じます。このときの衝撃が、揺れを引き起こす波となって地表に届き、揺れます。これが「地震」と呼ばれていることです。
引用元:https://room.trunk.fm
日本で多くの地震が発生する理由は、日本列島が、陸プレートである北米プレートとユーラシアプレートの2つ、海プレートである太平洋プレートとフィリピン海プレートの2つ、計4つのプレートの境界線に位置していることにあります。
日本列島は地震が多いのは事実ですが、場所によって地震の起こる回数が多い所と少ない所とがあります。
大きい地震でみると、回数の多い県はまず熊本県と長野県。
そして福島県、宮城県。
確かにテレビの地震速報でよく聞く地名ですね。
逆に小さい地震が一番多い県は、茨城県です。
北陸の新潟県も実は大きい地震、多いんです。
2004年10月に発生した「新潟中越地震」
2007年7月に発生した「新潟中越沖地震」
記憶に新しいのでは?
今回は新潟県について書いていきます。
>>>長野県は地震が多い?熊本と長野の意外な地震つながりとは
Contents
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新潟県に地震が多い理由
新潟県に被害が出るような地震は、主に陸の浅いところで起きる地震と、日本海東縁部で起こる地震です。
山形沖、新潟県北部沖、佐渡島北方沖で発生する海溝型地震も、新潟県に被害が出る可能性が高いです。
ひずみ集中帯
新潟県内の主要な活断層は、
- 櫛形山脈断層帯
- 月岡断層帯
- 長岡平野西縁断層帯
- 十日町断層帯
- 長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)
- 六日町断層帯
- 高田平野断層
活断層とは、将来地震が起こるかもしれない浅い部分の地盤のズレのことを指します。
岩盤のひずみがたまりやすい場所の、ひずみ集中帯の1つが「新潟-神戸構造帯」です。
新潟神戸ひずみ集中帯ともよばれます。
メモ: 新潟-神戸歪集中帯 (にいがたこうべひずみしゅうちゅうたい) – Wikipedia http://t.co/i6y97BoQVn pic.twitter.com/3bzsBMJiCX
— コアジサシ (@mtx8mg) 2014年11月24日
国内最大級の活断層「糸魚川−静岡構造線断層帯」北側に位置する神城断層と、地殻変動の影響で地震エネルギーが蓄積しやすい「新潟−神戸ひずみ集中帯」と呼ばれる地域の関連性。毎日新聞地図 http://t.co/40RErl6uoF pic.twitter.com/ZxHWzZQCEf
— 山本宗補 (@asama888) 2014年11月24日
新潟ー神戸ひずみ集中帯の中にある活断層周辺では、地震が起きる可能性はとても高い。
過去の地震からみても、このひずみ集中帯は地震が発生しやすい地帯です。
新潟の地震発生回数が多い理由の一つとして、「多くの活断層がひずみ集中帯の中にあるから」が挙げられると思います。
フォッサマグナ
横から見るとこうなります↓↓↓
フォッサマグナはラテン語で「大きな溝」という意味です。
フォッサマグナの幅は数10㎞、堆積物の厚みは10000メートル
フォッサマグナエリアには富士山、浅間山など2000から3000メートル級の山々が集まっていますが、その下には6000メートル以上のの谷型の地形が存在しています。
フォッサマグナの真ん中には南北方向に、火山列があります。
北から代表的な火山は、新潟焼山・妙高山・黒姫山・飯綱山・八ヶ岳・富士山・箱根・天城山 ↓↓↓
そしてフォッサマグナは断層帯が集合しているので大きな地震が発生しやすくなっています。
糸魚川-静岡構造線で30年以内に大地震が起こる確率は14%。
これも新潟に地震が多い理由です。
新潟県は地盤が弱いところが多く、液状化が起きやすい地域。
『新潟』という字にそれが表れています。
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歴史
新潟県は大きな地震が過去に何度も起きています。
1502年・1666年・1751年に新潟県西部でM6~7の地震が発生し、大きな被害となりました。
■1670年 新潟県中部、南蒲原郡付近 M6
越後平野南部での被害が大きく、205名の死者を出しました。
■新潟地震 M7.5
1964年、M7.5。震源は新潟県北部西方沖、上越地方震度4
死者26名
■新潟県中越地震
2004年10月23日、新潟県中越地方(現長岡市)が震源でM6.8、震源の深さは約13㎞の直下型。
最大震度7の逆断層型の内陸地殻内地震 。
もともと知られていた活断層の活動ではなく、未知の断層による活動地震でした。
全体で68名が死亡。
■新潟県中越沖地震
2007年7月16日、新潟県中越地方沖が震源となる地震。
M6.8、最大震度6強(長岡市・柏崎市・刈羽村・長野県飯綱町)
震源の深さは約23㎞。
柏崎で約1m、佐渡市で27㎝の津波が観測されました。
逆断層型の地震で、200年以上地震が起こっていない所でした。
死者15名。
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まとめ
日本の周りには2000ほどの活断層があって、それ以外でもまだ知られていない活断層がたくさんあります。
新潟県は活断層が多い地域ですから、いつまた大きな地震が起こってもおかしくないですね。
防災グッズの充実や避難経路の見なおし等、できることはやっておきましょう!
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