アルキメデスの大戦【映画】実話?実在する人物は登場する?

 

数学で戦争を止めようとした男の物語『アルキメデスの大戦』!!

聞き覚えのある歴史上の人物が登場しますが、実話なのかフィクションなのかどちらか気になるところです(*^_^*)

 

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【アルキメデスの大戦】は実話?

戦艦大和も登場するリアリティ溢れる作品ですが、実はフィクションなんです!!

原作者は、東大入試をテーマに具体的な勉強法を描いて大ヒットした『ドラゴン桜』の作者漫画家の三田紀房(みたのりふささん)!!

 

編集者から「戦争マンガを描いてはどうか?」と提案され考えたアイディアなんだとか。

考え始めたのは『ドラゴン桜』よりも前でしたが、ほかの作品との兼ね合いで一時中断!

2015年に改めて、取り組み始めました(^_^)

戦争に関して私たちが習ってきた、教科書には載っていること以外にもあったであろう事件やいきさつを描きたかったそうです。

そこで、「戦艦大和」に着目し、戦艦を造る数年前から物語をスタートすることに!

当時、2020年の東京オリンピックに向け、国立競技場の建設でいろいろともめていたのを見て、「戦艦大和」の建造の時も、きっともめたんじゃないかな~と思い、必要派と不必要派の対立という構造が浮かび上がったそうです!!

「戦争マンガ」のキーワードからこれほど話を膨らませ展開していくなんてすごいですね\(^o^)/

史実ではどうだったのかと言うと・・・

1929年、ワシントン海軍軍縮条約の規定に基づいて、艦齢20年を迎える戦艦「金剛」の代わりとなる戦艦を建造するため、二つの設計案が提出されました。

この時、設計案を提出した、平賀譲(ひらがゆずる)中将と藤本喜久雄(ふじもときくお)少将がモデルになっていると思われます。

しかし、ロンドン海軍軍縮会議の締結により、戦艦は建造されませんでした(>_<)

 

原作漫画では、藤本案が採用され、完成した戦艦が転覆事故を起こし、多くの犠牲者を出すことになります。

この事件は、1934年に起こった「友鶴事件」がモデルになっています。

このように、史実を取り入れながらも、作者なりの見解でストーリーを作り上げてきたのではないかと思います。

 

当時の事が書かれた資料を読んだ三田さんは、軍人たちの出世争いの激しさを知り、昇進のために自分を売り込んだり、同郷の先輩や親戚関係などのコネを使ったりする姿は、今も昔も変わりないと感じ、そういうドラマを描けば、読者も戦争を近い目線で捉えてくれるのではないかと思ったそうです。

原作の会議のシーンでは、ヒートアップした大将や中将たちが、「あの芸者とは手が切れたのか」とか「生意気な態度が、兵学校の頃から気に入らなかった」とか、戦艦とは関係ない低レベルの言い争いを繰り広げます。

確かに、こんな野次を飛ばす大人を最近でも見ますね(笑)


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【アルキメデスの大戦】実在する人物は?

 

「山本五十六(やまもといそろく)」の名は、歴史の授業で耳にしたり、小説や映画に登場したりして、実在していたと認識できますが、他の人物、特に数学の天才と呼ばれた「櫂直(かいただし)」は実在したのでしょうか??

 

○櫂直

元帝京大学数学科の生徒。英語やドイツ語など複数の言語に堪能。数学の天才。イケメン(演者が菅田将暉さんだから・・・w)

実在したらお会いしたかったですが、架空の人物で実在しませんしモデルもいません

海軍の役人の中にスパイスを投じたかのように、物語を引き締めていますよね~

 

では他の主要な人物は・・・

 

実在した人

 

〇山本五十六

海軍少将。時代の流れを感じ取り、航空母艦の建造を進めようとします。櫂を海軍へ招き入れました。

演じたのは舘ひろしさん!髪を短く切って臨みました(*^_^*)

 

〇永野修身(ながのおさみ)

横須賀鎮守府司令官。藤岡案を指示。浅慮なところもアリ。演じたのは、國村隼さん。

 

〇大角岑生(おおすみみねお)

海軍大臣。中立な立場であるが、面倒を嫌い、大局をおろそかにする傾向がある。演じたのは、小林克也さん。

 

〇嶋田繁太郎(しまだしげたろう)

海軍軍令部第一部長。平山案を指示。出世欲が強く、利己的な言動でトラブルの種を作る。演じたのは、橋爪功さん。監督に「嫌な役で出して」とお願いしたそうです^_^;

 

〇宇野積蔵(うのせきぞう)

第15第戦艦長門艦長。演じるは小日向文世さん

 

モデルがいた人

 

〇平山忠道(ひらやまただみち)

造船中将。巨大戦艦「大和」の設計者。会議において自分の計画の欠陥を認め、計画案を取り下げる。モデルは平賀譲中将。演じたのは田中泯さん

 

〇藤岡喜男(ふじおかよしお)

造船少将。山本や櫂が推す戦艦の設計者。モデルは藤本喜久雄少将。役者名は発表されていないので、映画では平山案をつぶすことにウエイトが置かれるのではと予想されます。

 

架空の人物

 

〇田中正二郎

櫂の部下。櫂と共に奔走する。櫂の良きパートナー!演じるは柄本祐さん

〇鶴辺清

造船会社社長。櫂の要請を受け平山案の不正を暴く計画に協力する。演じたのは笑福亭釣瓶さん。原作者の三田さんが、釣瓶さんをモデルにして考案した人物。映画では大里清(おおさときよし)と言う名前に変更になっています。

〇尾崎鏡子

尾崎財閥の令嬢。櫂が家庭教師をしていた。櫂が帝大を退学する原因を作ってしまう。演じたのは浜辺美波さん。

 


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まとめ

 

フィクションとは思えないほど、しっかりと作られたストーリーと、俳優陣の名演技に期待が高まりますね(*^_^*)

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