【映画】護られなかった者たちへは実話?オリジナルキャラはいる?

 

2021年秋に公開予定の映画「護られなかった者たちへ」は、東日本大震災から9年後の宮城県を舞台にしたストーリーになっています。

 

今回は、映画の題材となっている連続殺人事件は実話なのか、また原作とは違ってオリジナルキャラクターは居るのかという点を深掘りしていきましょう(゚∀゚)

 

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護られなかった者たちへ【映画】原作は実話?

 

映画「譲られなかった者たちへ」の原作は、、ベストセラー作家・中山七里の同名ミステリー小説です。

中山氏は〝どんでん返しの帝王“の異名を持つことで知られていますよね。

河北新報など全国14紙に、2016年2月から2017年9月にかけて連載され、2018年1月には書籍として出版されました。

彼女の作品が映画化されるのは、「さよならドビュッシー」に続いて2作目です。

 

同小説は、東日本大震災後の復興が進む仙台で発生した連続殺人事件を通じて、2017年12月の時点で受給している世帯が全国で164万世帯あるという、日本の生活保護制度の実像や欠陥に迫る社会派ミステリーになります!

著者の中山さんは、出版社側から「仙台を舞台に物語を書いて欲しい」という依頼があったため、「東日本大震災というテーマはすぐに決まった」と言っていました。

その上で、「行政では予算がひっ迫していることを理由に審査もせずに、生活保護の申請を却下することが問題となっていますし、また受給する側も不正受給などの実態があるということを述べた上で、役所側の職業倫理や公私の葛藤についても考えられるように執筆した」とも言っていましたね。

 

したがって、「護られなかった者たちへ」の登場人物名や殺人事件の内容は、実話ではなく架空のものです。

ですが、背景にある貧困問題や学力差別問題といった社会的実情はノンフィクションの内容なのです。

 

中山さんは、「事件の犯人はわかっても、物語の犯人は読み終えた後も誰にもわからない、現時点での最高傑作です!」と自負していらっしゃいました!

 


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護られなかった者たちへ【映画】あらすじネタバレ

東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生するところから、物語が始まります。

被害者はいずれの善人や人格者と言われていた男たちでした。

宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎(阿部寛)は、2つの事件からある共通項を見つけ出します。

そんな中、利根泰久(佐藤健)が容疑者として捜査線上に浮かび上がってくるんですね。

 

でも、利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こして服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だったんです。

犯人としての決定的な確証が掴めない中、第3の事件が起こってしまいます。

 

※この後はネタバレになりますので、ストーリーのラストを知りたくないという方はご注意ください。

 

連続殺人事件の被害者に共通していたのは、生活保護の相談を受けていたケースワーカーであったということです。

 

生活に困り生活保護を求めても、窓口の対応は冷淡なもので、年寄りの書類の不備を指摘し、親族に連絡しろと返されるのか常でした。

実際に生活保護を受けられず、体力の衰えた老人が死に至ったケースもあります。

 

映画「護られなかった者たちへ」で描かれている、全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという殺害方法はケースワーカーたちへの恨みによるものです。

生活に困った人々が迎える最期を、同じ苦しみを、ケースワーカーの彼らにも味わってもらうために起こした事件であった、というのがこの連続殺人事件の真相なんですね。

 


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護られなかった者たちへ【映画】オリジナルキャラはいる?

 

映画にはオリジナルキャラがいて、刑事の笘篠(阿部寛)が捜査の協力を頼む、社会福祉保健事務所の職員の円山幹子という人物です。

原作では円山菅生という男性職員でしたが、映画では女性職員になっています。

この円山幹子を演じているのが、NHKドラマ「透明なゆりかご」での演技が話題となった、清原果耶さんです。

清原さんといえば、2021年5月から放送開始予定で同じく宮城県が舞台の、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でも主演を務めています。

なので、宮城県に縁のある清原さんを「護られなかった者たちへ」にも出演させるために、この映画版のオリジナルキャラを作ったのかな、と予想できます。

 

円山幹子はケースワーカーとして、生活保護の不正受給者には厳しい対応をする反面、本当に保護が必要な高齢者に対しては親身になって申請を勧める一面があります。

映画では、彼女と主人公の利根(佐藤健)との関係性にも注目ですし、物語のキーパーソンとなる大事な役どころであることは間違いないでしょう。

 


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まとめ

 

映画「護られなかった者たちへ」の物語はフィクションではありますが、生活保護の実情や格差社会などの社会的な問題はノンフィクションで描かれています。

2021年最も切なく、そして衝撃的な、究極のヒューマン・ミステリー大作を是非ご期待ください(^O^)

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