映画罪の声は実話?グリコ森永事件がモチーフでどこまで本当の事実?

 

今から36年前、世間を震撼させた事件がありました。

『グリコ・森永事件』です!

子どもが口にするお菓子に、青酸カリが混入された衝撃的な事件です(>_<)

犯人と思われる男の映像や似顔絵が印象深く残っていますが、いつの間にか記憶から無くなっていたように思います・・・

『罪の声』の映画化によって、再び注目を浴びることになったこの事件ですが、映画との違いなど掘り下げようと思います(^-^)

 

映画『罪の声』について

 

原作である『罪の声』は、「グリコ・森永事件」をモチーフに描かれたミステリー小説!

作者である塩田武士さんは、作家を目指していた大学生の頃に、たまたま手に取った「グリコ・森永事件」関連の本を読み、「これは小説のネタに使える」と鳥肌が立ったんだとか。

題名にもある“声”

これは「犯行声明文」が録音されたテープに入っていた“声”を指します!

私自身、そんな事実があったことを覚えていなかったのですが、この“声”の主は子どもだったのです(◎_◎)

塩田さんは、声の主の子どもと自分がほぼ同じ年であることに気付き、その人生に思いを巡らしたと語っています!

 

この着目点から生まれた小説は、ただ事件を追うに留まらず、この事件に翻弄された人生を送った人物たちにスポットを当て、なおかつ、実際は未解決である事件の犯人を暴く結末へと繋がっていきます!

 

「本当にこの人が犯人だったかもしれない」とか、「事件は解決された」と錯覚してしまうようなリアリティは、塩田さん本人が、大学卒業後務めた新聞記者としての経験が活かされています。

2010年から本格的に作家活動を始めた塩田さんですが、当初は編集者に認めてもらえず、そこから構想に15年も要したのです(>_<)

これらが実を結び、素晴らしい作品が出来上がったのですね~

 

【罪の声】モチーフになったグリコ・森永事件とは?

 

江崎グリコ社長誘拐事件

 

一般的に、一連の事件の始まりと言われている事件。

1984年3月18日、兵庫県西宮市の江崎グリコ社長宅に2人組の男が乱入、入浴中の社長を誘拐しました(>_<)

犯人は現金10億円と金塊100kgを要求!

3日後、社長が大阪府摂津市にある水防倉庫から自力で脱出し、保護されます。

 

江崎グリコ脅迫・放火事件

 

1984年4月2日

江崎グリコ社長宅に、塩酸入り目薬が同封された脅迫状が届きます。

その後複数回、現金授受の指示が書かれた脅迫状が届き、指定場所に向かうも、犯人は現れませんでした。

また並行して、マスコミへ「かい人21面相」を自称する犯人グループから手紙が届き、世間へ公開されることとなります(-_-)

4月10日、大阪市にある江崎グリコ本社で放火が発生!

どちらの事件も犯人逮捕へは至りませんでした(T_T)

 

複数食品会社への脅迫事件

 

その後も、江崎グリコに留まらず、丸大食品・森永製菓・ハウス食品・不二家・駿河屋へ、「グリコと同じ目にあいたくなければ○○円用意しろ」と言う内容の脅迫文が送られました!

 

丸大食品事件では、社員になりすました刑事が、不審な男を発見!

後に「キツネ目の男」として似顔絵が公開されます。

また、指定場所を指示する声が子どもの声であったことも公表されました。

 

森永製菓宛の脅迫文には、「要求に応じなければ、製品に青酸ソーダを入れる」と書かれており、その後「どくいり きけん たべたら しぬで かい人21面相」と書かれた紙を貼ったお菓子が店頭で見つかり、実際に青酸ソーダが混入されていたのです(+_+)

 

10月に入ると、地域も京都府や愛知県や東京都まで広がり、2月のバレンタインデーの時期には「どくいりきけん」と書かれたロッテや明治製菓などのチョコレートもばらまかれました!!

 

事件の終息

 

ハウス食品脅迫事件の捜査の際、警察側の失策により不審車両を取り逃がしてしまいます

この時の滋賀県警の本部長が、自身の退職の日に焼身自殺を図りました(>_<)

失態を苦にしてとも、全ての責任を負わされたことへの抗議とも言われています。

それから5日後の、1985年8月12日

本部長への香典代わりと言って、犯人グループが「くいもんの 会社 いびるの もお やめや」と終息宣言をします。

その後、犯人の動きは全くなくなりましたが、捜査は一向に進展せず、2000年に全ての事件に公訴時効が成立しました!

結局、犯人側が現金を受け取ることはなく、毒入りのお菓子で命を落とした人もいませんでした・・・

【映画】罪の声は沢尻エリカと戸田恵梨香は出演するのか?女将は誰?

2020年8月22日

 

映画『罪の声』どこまで実話か?

 

「グリコ・森永事件」をモチーフに描かれた作品ではあります。

ご紹介した事件に関しては、事実に忠実に表現していると思われます。

ただ、あくまでも公表されている、時間・場所・文章だけが事実です。

公表されていない詳細は、創作されたものであると考えられます!

また、食品会社の名称や「かい人21面相」などの固有名詞は、全て変えられています

登場人物に関しても、名称や年齢、性別、設定など事実と同じなのか、あるいは違うのかは公表されていないのでわかりません。

 

原作では、最後に犯人が明かされます!

でも、この事件自体は解決されていないので、実際の犯人は誰なのか、何人いたのかもわからないのです!

そこまでのプロセスや犯人像、動機や目的は、原作者の塩田さんが何年もかけて、取材し、点と点をつなぎ合わせて作り上げた作品なのです(*^^*)

 

小栗旬さん演じる新聞記者阿久津英二は、塩田さんの分身のような気がしますが、星野源さん演じる曽根俊也は全く架空の人物!

でも、もしかしたらこれが真実かもしれない、この子は本当に今どうしているのだろうと思ってしまうほど、引き込まれていきます!

罪の声【映画】ロケ地は京都や大阪?TAILORSONEの撮影場所は?

2020年7月23日
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まとめ

 

『罪の声』は事件の背景などはほぼ実話ですが、犯人に関することは原作者の創作であり、架空の人物も多数登場します。

この事件が未解決であることは、とても口惜しいことですが、ただの誘拐・脅迫ではない犯人たちの心の裏をも描くことで、原作者が伝えたかったことを私たちは読み取っていかなくてはいけないのかな~と感じました(^-^)

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