半沢直樹2の帝国航空のモデルは?銀翼のイカロスは実話?

 

『半沢直樹2』の原作は、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」であることは、既に周知の事実ですね~

 

“銀翼”と言えば、航空機を思い浮かべますが、帝国航空のモデルとなる航空会社があるのでしょうか?

また、ストーリーは実話なのでしょうか?

今回はドラマ後半に展開される「銀翼のイカロス」について調べました!

 

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【半沢直樹2】銀翼のイカロスの帝国航空のモデルは?

前半ラストのネタバレになりますが、半沢直樹は出向していた「東京セントラル証券」から、東京中央銀行・営業第二部部長に復帰します!

早速半沢に与えられた仕事は、巨大航空会社の再建でした(>_<)

 

かつて日本の翼と呼ばれた「帝国航空」は、業績不振で破産寸前にまで追い込まれていたのです。

官僚的な経営体質・社員は厚待遇・組合の対立・OBによる年金減額の反対などなどが原因で業績は悪化する一方でした。

半沢ら東京中央銀行から修正再建案が提出され、帝国航空は受け入れるのですが、その矢先に政権が交代し、プランは白紙撤回されてしまいます(+_+)

 

“巨大航空会社”“日本の翼”“業績不振”と言って思い出すのは、日本航空(JAL)です!

1951年に設立され、半官半民体制で正に日本の翼であった日本航空

1984年には、世界の民間航空会社の輸送実績統計で世界1位にまでなった日本航空は、1987年の完全民営化後に、ホテル経営など事業の多角化や国際線の拡充を進めてきました(^-^)

ところが2000年代になり、他社との合併などを進めるうちに業績が悪化し始め、体制を立て直そうとするも、人的コストが改善しないなどの理由で、益々経営状態は悪くなる一方!!

 

そこで、政府の援助の元、経営再建を行いましたが、2010年会社再生法の手続きを申請、事実上倒産しました。

 

これらを照らし合わせてみても、「帝国航空」のモデルは日本航空であることは間違いありません(^^)/

 


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【半沢直樹2】銀翼のイカロスは実話だった?

 

ここまでの内容も、ほぼ日本航空の流れと一緒ですね~

2009年9月、実際の日本の政権も自民党から民社党に交代しました!

そして当時の前原国土交通大臣が、それまでの再建案を白紙に戻し、「JAL再生タスクフォース」を立ち上げました(^^)

この辺も、ほぼ実話に近い状態でストーリーは展開されています!

大臣直轄の顧問団「再生タスクフォース」は、小説同様大きな成果を得ないまま、1ヵ月余りで解散しました。

当時民主党は、前政権である自民党の政策を批判する意味も含めて、再建案を白紙にするなどの対応をしてきたのではないかと言われました。

小説でも「大臣にあるのは、ただ前政権への敵愾心と、自らの功名心だけだ」と言う登場人物のセリフがあります!

銀行vs政府のように見えて、実は政府が戦っていたのは前政府だったわけですが、その辺の水面下のやり取りや心理状況も、克明に描かれることと思われます(>_<)

 

また『銀翼のイカロス』では、大臣の後ろ盾として、柄本明さん演じる大物政治家・箕部啓治が登場します。

進政党の創設者で、重大な金銭スキャンダルを抱えていると言う設定!

このモデルは、完全に現衆議院議員・小沢一郎氏であると考えられます。

小沢氏は前原大臣の後ろ盾ではなかったのですが、当時は民主党の幹事長で、秘書の金銭トラブルなどを抱えていました。

人物像は近いものと思います(^^)

これらのことから『銀翼のイカロス』は、経営困難に陥った当時の日本航空(JAL)の再生を、実話を元に描かれたフィクションであるのです!

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【半沢直樹2】実話との違いは?

 

帝国航空のモデルが日本航空であったように、登場する人物や会社などの固有名詞は、もちろん実際とは異なります。

また人物設定も多少は異なり、そこは小説として面白く演出しているのです!

特に、江口のりこさん演じる国土交通大臣・白井亜希子

当時は民主党の前原誠司衆議院議員が大臣を務めました。

女性議員で元アナウンサーの設定なので、前原大臣よりも、同じく民主党の蓮舫議員に近いように思えます(^^)

または、甲高い声でけんか腰にものを言うところは、当時国土交通副大臣だった辻元清美議員にも似ているとも言えます!

ただ、発言の内容や思想は、前原大臣に近いようなので、見た目は蓮舫、しゃべりは辻元、中身は前原!といったところでしょうか?

 

半沢直樹ら東京中央銀行が帝国航空に再建案を提出、実際の日本航空の際は、この辺りも銀行とかなりのやり取りがあったようですが、小説では前半早い時期に、帝国航空は銀行側についています。

むしろ、後半の政府との戦いに重きを置いています!

半沢直樹シリーズの見どころである、相手のやり口を暴き、困難にぶち当たっても毅然と立ち向かう、半沢直樹の姿を描くためでしょう。

実際は、政府相手にあんな啖呵を切るなんてまず不可能でしょうが、視聴者が期待する「やられたらやり返す、倍返し」のシーンが今回もしっかりと見られることと思います(^^)/

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まとめ

『半沢直樹2』の原作である「銀翼のイカロス」は、日本航空がモデルの実話に基づいたフィクションです!

あくまでも小説なので、半沢直樹らの主張が全て正しく、成功に導いたように描かれているようです(^^)

大手航空会社、銀行、政府・・・と全く未知の世界で繰り広げられる物語ですが、そんな知らない私も、もしかしたら当事者も、最後はスッキリするドラマになることでしょう!

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