オリンピックなどで何気なく見ている棒高跳びですが、ルールや棒のこと気になりませんか?
私は特に「棒」について気になります(笑)
高跳びのルールや歴史、記録など見ていきましょう!
めーーっちゃ長いあの棒のアレコレも調べてみました( `ー´)ノ
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歴史や記録
棒高跳びはもともとは、棒を使って川や垣根などを跳び超える技くらべだったんです。
それがスポーツになり、オリンピックでは男子は1896年第1回のアテネから、女子は2000年のシドニーから正式種目になりました。
世界最高記録は男子のブブカ選手が1994年に出した、6m14!
いまだにこれを超える記録は出ていません。
6mを超えた選手は10人以上いますが、6m05を超えたのはブブカ選手1人。
たった5センチと思うけど、されど5センチなんですね(>_<)
6mといったら、2階建ての家の屋根くらいの高さ!
6m超えの記録はなかなか出るものではないそうです。
棒のパワーと選手の身体能力がうまく合わさった時にはじめて6m超えの記録がでるとか。
相棒の「棒」は何でもいいわけではないということですね。
選ぶ棒によって記録が変わってくるなんて知らなかったなー(;一_一)
男子の世界記録は先に書いた、ブブカ選手の6m14。
世界記録(女子)5m06 エレーナ・イシンバエワ(ロシア)2009年
日本最高記録(男子)5m83 澤野大地 2005年
日本最高記録(女子)4m36 錦織育子 2006年
棒高跳びのトレーニングは、短距離走・踏切練習・鉄棒・吊り輪・トランポリンなど。
体操競技の要素も含み、腕の筋力、身体のさばきなどのテクニックも必要なんだそうです。
【国体】
《少年女子共通 棒高跳・決勝》🏆優 勝
山地里奈 3m80 観音寺一高 pic.twitter.com/GCZBmNDE4l— NOBUKI (@nobu_777__tf) 2017年10月7日
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ルール
- 同じ高さのバーに3回試技ができます。3回続けて失敗すると、競技は終了です。
- ある高さを跳ばずにパスをして次の高さを試技することができます。
ポール
- ポールの材質・長さ・太さには、制約はありません。長さは約5mのポールを使うのが一般的です。
- ポールより高く跳んで構いません。
- 選手がバーを越えても、倒れてきたポールがバーを落としてしまった場合は失敗となります。
優勝者決定
- 残った選手が1人になった後は、その試技者の希望のバーの高さにします。
- 最も高く跳んだ選手が複数いた場合は、同記録となった高さで、試技回数の一番少ない選手が優勝となります。それでも順位が決まらない場合は、試技全体のうち、失敗数の少ない選手が優勝となります。さらにそれでも決まらない場合は、決戦試技(ジャンプオフ)を行います。
引用元:http://www.tdk.co.jp
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棒(ポール)について
現在に至るまでに様々な素材を使ってきました。
最初はヒッコリーやモミの木の棒でした。
記録はよくても2~3mほど。
次は竹が使われるようになりました。
オリンピックでも使われ、記録は4m台に。
その次に金属ポールも使われるようになりましたが、すぐにグラスファイバー(ガラス繊維)製のグラスポールが登場。
このグラスポール、大革命を起こしますw
当時4m87が限界とされていたのですが、1962年にそれを超えることができました。
1963年 5m突破。
1985年 ブブカ選手6m14。
グラスポールでは6m50くらいが限界とされています。
GFRP(ガラス繊維強化プラスチックス)製のグラスポールは、360度曲げても折れません。
しなやかさ具合を細かく調整・製造できるということで、棒高跳びのポールには最適の素材ですね。
他には、カーボンファイバーによるCFRP(炭素繊維強化プラスチックス)製もあります。
金属より軽い、高弾性、耐熱性にも優れています。
ポールのお値段もピンキリですが、平均で5万円~10万円のよう。
ポールの長さに決まりはないそうですが、現在の男子選手は5m前後のポールを使用している人が多いみたい。
どうやって運ぶ?
めっちゃ長いポールですが、どうやって運ぶんですかね?
分解できるとか?折りたためるとか??
まさかまさか!!(;^ω^)
「一本物」ですよー!!
運ぶ方法はいろいろあるようで・・・。
①「宅配便」で送る
国内の場合、宅配便で送ることが可能のようです。
取り扱い業者は限られています。
試合のたびに梱包して送るそうですよ。
②一般的乗用車で運ぶ
ルーフキャリアにポールを固定して、前後に赤い布をヒモでくくりつければ大丈夫です。
よく、電柱運んでるトラックや長ーいもの乗せてるトラックが先端に赤いハンカチつけてますよね?あれです。
ですが『制限外積載許可申請書』が必要ですよ!
出発地の警察に許可申請をし、通れば全長4546mm以下の車両でも運搬可能です。
曲がっちゃうことを考えると、ハイエースとかの長い車がいいのかな?(^^)
③人力で運ぶ
体験者さんの話では
高校時代の遠征の時はものすごく朝早い時間に駅に集合
ポールの両端と真ん中を持つ人を分担し、
電車がホームに到着した瞬間に
「いっせーの」で運び込んで
そのまま荷台へ上げるそうです。
降りる時も、降車駅の直前で荷台からポールを下ろして
また「いっせーの」でダダダっと電車を降りるそうです。
駅構内や街を歩く時も、
その3~4人グループで運ぶという事を聞きました。引用元:http://www.1101.com
マジか!
どれを選んでも大変なのですね・・・。
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まとめ
我々ポールボールター(棒高跳び選手)は大体こんな感じの目線。 pic.twitter.com/tmYhQnTkLp
— 大田 守真 (@7S3I9fZvTgaFC2c) 2017年10月28日
空飛んでる!!
興味のある方は、これを機会にぜひ始めてみては?
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