菜奈と翔太の出会いのきっかけを作ったとされるミステリー小説・「パノラマ島奇談」。
ドラマ【あなたの番です】のストーリーに、このパノラマ島奇談が関わっているようです!
翔太がドラマの中で、パノラマ島奇談の結末ネタバレをしてしまったので、結末だけは知っている方多いと思いますが、どんな話か気になりませんか?
今回は『パノラマ島奇談』について!!
Contents
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パノラマ島奇談について
『パノラマ島奇談』は、江戸川乱歩によって大正15年から昭和2年にかけて連載された小説です。
舞台はM県S郡。
三重県志摩郡(現鳥羽市)の離島であるとされています。
直径約8キロで、ほとんど人が寄り付かない、地元では「沖の島」と呼ばれていた無人島です。
椋本出身で農業用ため池を開発した駒田五良八と、紅茶輸出を手掛けた駒田作五郎が菰田のモデルのようです。
1982年の土曜ワイド『江戸川乱歩の美女シリーズ』にて「天国と地獄の美女」のタイトルで放送されました。
江戸川乱歩
ファビュラス乱歩☆
ポワロに扮した江戸川乱歩(昭和33年)
江戸川乱歩の迷宮世界より。 pic.twitter.com/QGvu52c5RL
— よしゅあ (@movietheater_K) July 9, 2019
- 本名:平井 太郎(ひらい たろう)
- 1894年(明治27年)10月21日 うまれ
大正から昭和初期にかけて推理小説を得意とした小説家。
実際に探偵として勤務していた経歴を持ちます。
ペンネームの江戸川乱歩は、小説家のエドガー・アラン・ポーに由来しています。
【代表作】
- 『D坂の殺人事件』(1925年)
- 『陰獣』(1928年)
- 『孤島の鬼』(1930年)
- 『怪人二十面相』(1936年)
- 『幻影城』(1951年、評論)
- 『探偵小説四十年』(1961年、自伝)
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『パノラマ島奇談』あらすじネタバレ
夢想
人見廣介(ひとみひろすけ)は、定職につかずに売れない小説を書いてきた「三文文士」。
「芸術とは『自然』に反抗して、それに『人間各個の個性』を付与したいという欲求だ」という哲学のもと、「極端な夢想」を繰り広げていました。
ある日、廣介はM県の大富豪・菰田源三郎が亡くなったことを知ります。
菰田は大学の同級生で、廣介と瓜二つと言われた男。
菰田の死因はてんかんでした。
廣介は、「てんかんで亡くなった人は墓や棺桶の中で息を吹き返すことがある」という話を思い出します。
菰田は故郷の伝統により土葬されており廣介はそれを知ると、ある夢想が浮かび、壮大な計画を考え付きました。
壮大な計画とは、蘇生した菰田になりすまして菰田家に入り込み、莫大な財産を使って「楽園」を作ること!
計画
廣介は東京で偽装自殺し、その後M県へ。
菰田の遺体を掘り起こし、隣の墓の下へ埋葬。
蘇生した菰田源三郎になりすまして、菰田家に入り込むことに成功します。
蘇生騒ぎがおさまったころ、廣介は株券や不動産といった菰田家の資産を次々売却し、資金を作りました。
そして、彼の夢であった「パノラマ島」の建設に着手します。
M県S郡にある「沖の島」を購入し、コンクリートや鉄骨材料、花や木など膨大な量が運び込まれていきました。
廣介の唯一の気がかりは、菰田の妻の千代子に「自分は菰田ではない」のを見抜かれているのではないかということ。
22歳の美しい千代子に強く惹かれていながら1年ほど触れずに避けていたのは、この気がかりによるものでした。
沖の島の工事がほぼ完成し、それを祝う席で羽目をはずしてしまった廣介。
介抱してくれた千代子と事に及んだ際、菰田ではないことを見抜かれてしまいました。
沖の島
千代子の命を奪うことを決意した廣介は、しばらく島の上で暮らさないかと誘います。
最初は拒んでいた千代子でしたが、最後には承諾してともに出かけることになりました。
島に到着した2人がまず通るのは、上下左右とも海底を見通すことのできる、ガラス張りのトンネル。
様々な魚や海藻、タコ、遠方では怪物がひしめき合うこの光景に、千代子は青ざめます。
そんな千代子の手を引いて、道を進んでいく廣介。
次々に現れる光景に、目の錯覚を利用した「パノラマ」なのだと廣介は千代子に説明しました。
現れた2羽の大きな白鳥の背に乗って、到着した「巨大なる花のすり鉢の底」では、千代子も羞恥心を忘れ、その世界に浸るのでした。
夜になり、我に返った千代子は廣介に告げます。
菰田はあなたのような恐ろしい才能を持った人ではなかったと・・・。
見破られた廣介は自暴自棄の調子で、
「おまえと一緒に死んでしまいたいが、「パノラマ」の国の完成を見ずには死ねない。お前を命を奪う以外に方法はない」と千代子に告げました。
命を乞う千代子だったが廣介には通じず、絞殺されてしまいました。
結末
島での雇い人に北見小五郎という男がいます。
彼は廣介の一挙一動を見つめており、不審に思った廣介が北見に尋ねると、短編小説「RAの話」について考えていたと答えました。
北見は以前、編集局に勤めていて、没になった小説「RAの話」を知っていました。
パノラマ島の情景が酷似していることを指摘し、あなたは菰田ではなく人見廣介に違いないと言います。
続けてハンマーで柱を打ち壊すと、そこから千代子の遺体が!!
これも「RAの話」の通りだと説明しました。
実は北見は、菰田家の親族である東小路伯爵家から送られたスパイだったのです。
観念した廣介は30分の自由をもらいます。
その間に打ち上げられた巨大な花火は、廣介の五体をコッパみじんに砕いたのでした。
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【あなたの番です】パノラマ島奇談に寄せているところは瓜二つ?
あなたの番です 考察
エンディング予想
ヒント動画のこの画像“ほんの遊び”=”本の遊び”
奈菜ちゃんと翔太くんが出会った時の本。
“パノラマ島奇譚”
この本は最後、犯人が打ち上げ花火で
バラバラになって殺されるという結末第2章の最後話が夏というのもある
#あなたの番です考察 pic.twitter.com/mJ4cPV3eEY— i_am_kompany (@SHINTARO031211) July 9, 2019
菜奈と翔太の出会いのきっかけになった本・パノラマ島奇談。
あらすじにもあるように、瓜二つの人物が大きなキーワードとなっています。
【あなたの番です】でも、久住と袴田吉彦さんが瓜二つと言う設定でした。
ここで久住たちが伏線だったことが理解できます!
パノラマ島奇談に寄せているとしたら、「ストーリー的に重要な誰か」が双子または瓜二つという設定である可能性は高まりますね!!
ドラマのタイトル【あなたの番です】は、【あなたのつがいです】とも読めます。
- 番(つがい)= 二つのものが組になっていること
瓜二つの人物がいるとしたら、それは誰なんでしょうか…?
私はやはり翔太ではないかと思っています。
翔太二重人格説
特別編の時にやたらに寝落ちが多く、目を覚ますたびにマウスや服や、何かが違っていました。
もっと前にさかのぼると、尾野幹葉の「こんな捨てられ方した時の私怖いから!」のセリフとか、OP映像の翔太の写真の下にもう一枚ある顔とか、挙げだすとけっこうあります。
二階堂の「舌と顔が別人格なんで」のセリフも伏線?
翔太双子説・なりすまし説
あなたの番ですの1話に出てくる婚姻届。翔太くん三男なのに両親若いなあ。やっぱ双子か三つ子説あるのか…。反撃編楽しみ。#あなたの番です考察 pic.twitter.com/uHZvfMOsKg
— YuKi (@un2wt) June 29, 2019
翔太は3男です。
でも両親が20.21歳の時にもう3人目の子ということになります。
ちょっと、変ですよね(=_=)
2人目が双子ならあり得ますが、もしかしたら翔太は養子とか?
もしかしたら、そもそも田中圭さんは「翔太」ではないかもしれません。
パノラマ島奇談は、主人公が他人になりすました話。
「手塚翔太」はすでに亡くなっていて、田中圭さん演じる今の翔太はなりすました別人。
何かしらの目的で菜奈に近づいたとか・・・?
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まとめ
パノラマ島奇談のラストは犯人が花火になり、バラバラになる・・・というオチ。
次週、夏祭りで新たな犠牲者が出る様子(>_<)
しかも予告編には大きな花火が映っていました!
まさかまさか、犯人がバラバラに・・・?
◆追記
14話では犠牲になった人はいませんでしたが、ラストで黒島が背中を押されて電車のホームに!
助かるのか気になります(>_<)
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