『アオアシ』に登場する、「東京シティ・エスペリオンユース」は架空のユースチームです。
1993年にJリーグが開幕された際、Jクラブは下部組織を設けることを義務付けされました(^^)
このため、どのチームにもこのユースチームが存在するというわけですが、エスペリオンユースのモデルとなるチームは実際に存在するのかを調べました!
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【アオアシ】エスペリオンユースについて
『アオアシ』の舞台である「東京シティ・エスペリオンユース」は、日本有数のJクラブで、ハイレベルな選手たちが所属しています。
2,3年生の中には、既にトップチームへの昇格が決まっていたり、Jリーグの試合に出場したりしている選手がいるほどです(*^^*)
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エスペリオンの所在地は明らかになっていませんが、“東京シティ”というくらいなので、都内ではないかと思われます。
ちなみに、クラブハウスなど、大宮アルディージャの施設がモデルとなって描かれている場面もあります。
エスペリオンユースは、Aチーム(1軍)とBチーム(2軍)の2部で構成されています。
J1参入9年目で、リーグ優勝1回、天皇杯優勝1回、ここ5年間のリーグ戦最終成績は8位以上をキープと、安定した成績を収めているんです(^^)
その要因は、「育成」にあると言われ、日本最高峰と高評価を得ています!
そのチームを率いるのが、福田達也監督!
見た目は、無精ひげのおっさんですが、サッカーに対する気持ちは熱く、また独自の哲学を持って、育成に臨んでいます(^.^)
ビジネスは数字で勝ち負けが
ハッキリ出るチーム戦だけど勝つ事だけにこだわってると
若手は成長の機会が奪われる勝つだけじゃなく育成も大切#アオアシ#働くエンタメ pic.twitter.com/i7L4SyYSi8
— 石井雄太郎@働くエンタメ (@yutaro_ishii) September 27, 2021
選手に考えさせて答えを判断させる「コーチング」。
これには特に強いこだわりを持っていて、「正解をさっさと伝えるなんて、指導者の怠慢さ」と言う名言を生み出しているくらい!
選手にも「自分でつかんだ答えなら、一生忘れない」と、言葉をかけています(^^)
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【アオアシ】エスペリオンユースのモデルは?
作者の小林有吾さんは、地元の愛媛がホームタウンであるプロサッカークラブ「愛媛FC」のサポーターになったことがきっかけで、サッカーが好きになったとインタビューで語っています。
小林さんは、サッカーの経験がありません。
小林さん自身も取材を行っていますが、原案の時点では、スポーツライターの上野直彦さんが協力しています。
11/24まで【期間限定】小林有吾先生&上野直彦先生「アオアシ」@aoashiofficial 11巻配信記念!2巻まで無料試し読み。今いちばん熱いJユースサッカー漫画を見逃すな!https://t.co/FT8j4L4IwE pic.twitter.com/tqnPhXhjls
— 小学館eコミックストア (@comic_sgk_books) November 10, 2017
この作品のオファーがあった当時、上野さんは、大宮アルディージャの番記者でした。
大宮アルディージャは、中村順育成部長を中心に、育成やアカデミーが非常にしっかりしていたので、練習の様子をよく見学していたんだそうです。
また、個人的に関心があった当時の柏レイソル監督・吉田達磨さんの指導の様子も多く取材していたんだとか。
上野さん自身、エスペリオンユースのモデルとなるチームがどこであるのかは明言していませんが、この2つのチームで見聞きしたデータが蓄積されていたので、作品作りに取り組む決意をしたと述べています(^^)
また、連載開始当初は、「日本代表FW柏レイソルの工藤壮人協力!」と取り上げられ注目を浴びていたように、柏ユース出身の工藤選手の協力もあった様子。
これらのことから、エスペリオンユースのモデルとなるチームは、柏レイソルユースと、大宮アルディージャユースと考えていいのではないかと思われます(*^^*)
ただしこの他にも、現在J2に所属している栃木SCなど、中盤にいるプロサッカークラブの中にも、ユースからトップチームに選手を昇格させているチームなどがあります。
実は、こちらの指導者は、吉田達磨さんの教え子にあたる浜島監督!
上野さんは、こちらのチームで取材したことも、『アオアシ』に採用しているようなので、今後、このように新しい世代の指導者の下で育ったチームなども、参考にされるかもしれませんね(^-^)
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【アオアシ】エスペリオンユースとの類似点は?
では、具体的に、ここが似ている!ここを参考にしたのでは?と思える点を深掘りしていこうと思います(^^)
似てる点① トップチームの大半がユース出身者である
ユースチームが義務化された当初は、何人かがプロ選手になるものの、ワールドカップのメンバーにユース出身者が選ばれることはまれでした。
30年近く経った現在、サッカー文化特にユースに関しては、世界に比べるとまだまだ定着していないのが現状!
ユースの選手がプロになるのは狭き門で、1学年で1~2人位なんです!
あの中村俊輔選手や本田圭佑選手ですら、途中で挫折し、高校経由でプロになったほど(>_<)
これに対し、『アオアシ』の福田監督は、
トップチームのスタメンにユース出身者が6名以上いないチームは育成が機能していない
と、言っています!
この点を見てみると、柏レイソルは、現在トップチームに登録されている38人中16人が、大宮アルディージャは、36人中13人がユース出身!
これは、福田監督の理想が現実的になったことになりますね(^^)
アオアシの福田監督の
「我がクラブこそが世界だと。
バルサもマドリーも、マンチェスターも、ミランも、叩きつぶす。」
の理念をレイソルがアカデミーとはいえ、やってのけたの素直にすごい。 pic.twitter.com/J5u3kK9jSk— Yuki (@yukikiki_26) January 27, 2018
似てる点② トップチームとユースチームの練習場が同じ場所
エスペリオンはトップチームとユースチームの練習場が隣り合っています。
そのため、代表選手のプレーを間近で見ることが可能です(^-^)
運が良ければ、アドバイスを受けることも出来るんだとか。
実は、このような環境のチームはなかなかありません・・・
そんな中で、柏レイソルのアカデミーは、トップチームと同じ場所で練習しています(^^)
常に気が抜けず、緊張感を持った、中身の濃いトレーニングが出来たと、アカデミー出身の選手がコメントしていました!
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まとめ
どのプロサッカークラブも、アカデミーでの選手の育成にはかなり力を入れてきています。
世界を手中に収めるには、育成が重要であるという考えを持った指導者が増え、尽力しているおかげでもあると思います(^^)
その中でも、『アオアシ』のエスペリオンユースに近い環境や理念を持っているのは、柏レイソルと大宮アルディージャではないかという考えに至りました!
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